夏の花1

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シャーベットSherbet(米語)、シャーベットSorbet(英語)
ソルベSorbet(フランス語)、ソルベッティSorbetti(イタリア語)

ペパーミントはさっと茹で、他の材料と共にミキサーにかける。
これをステンレスのボールにとり、冷凍庫で冷やす。
固まりかけたら、スプーンなどでかき混ぜ、平らにならして、また冷凍庫で冷やす。これを3-4回なめらかになるまで繰り返す。
好みのグラス等に盛り付け、ペパーミントの葉を散らす。

濃い味が好きな場合は、材料に水でふやかした少量の粉ゼラチンとともに材料を火にかけ、溶かしてボールにとり、粗熱を採ったら上記と同じ作業をする。
 ペパーミントのかわりに好みのフルーツで作ると、おいしいフルーツシャーベットが作れます。
 また、好みでリキュールのコアントローやチェリー酒を大匙1-2杯加えてもよい。

@ペパーミントの葉 適量(一人前は粗くきざんで大匙1杯が目安)
Aグラニュー糖 50g
Bレモン汁1個分
C水 1カップ

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イトシャジン(糸沙参)

キキョウ科ホタルブクロ属 多年草
原産地 北半球に広く分布
花期間 7月〜10月
草丈は低く、花も小さいので見つけるのが難しいのですが、一度見つけると毎年のように同じ場所で、かわいい花を楽しめます。細い茎の頂上に薄紫の花がそよ風に揺れている様子はブルーベルという別名がピッタリです。白花もあるようですが、紫のほうが雰囲気があると思います。
同じような感じの花で少し茎が太いツリガネニンジンがありますが、これはツリガネニンジン属の植物なので種類が違います。

ペパーミントのシャーベット(4人前)


……画家の杉浦幸雄さんが、
「お伽噺の、お菓子の家のように美しいホテルの庭の、ミモザの木陰の椅子にかけて、ただもう、わけもなくぼけーっとしている良さよ」
と、何かに書いていたが、まったくそのとおりで、シャワーを浴びた後、ホテルの前の、バカンスも終わって青い水をたたえたまま静まり返っているプールの前のベンチへ腰をおろし、白い三日月をながめつつ、しだいに夕闇が濃くなってくるのを、うっとりと感じている気分は何ともいえず、寿命が二、三年は延びたようなおもいがしたものだ。
 このときの旅は多彩で、さまざな思い出を残してくれたが、その中でも、アルルのホテル〔ジュリアス・シーザー〕へ二泊したのがよかった。今年もまた、アルルへ行くつもりでいる。
 ギリシャとローマの文明が地中海を経てもたらされ、一時はサラセンに征服されたというこのあたりは、男にも女にも、その混淆が見られて、十六、七の少女の美しさは何ともいえない。むろんのことにスペインの色合いも人間のみか、街や村に濃厚である。
 ホテルは四ツ星だが、冷房などはついていない。 部屋には虫除けの網戸がついているし、食堂へ入ると真白なテーブル・クロスに蠅が一匹とまっている。それが、いかにもアルルらしく、好ましかった。
 食事もうまい。
 フォアグラと生のシャンピニオンのサラダやアントルコート・カレンダールと称する牛肉のステーキ。プロヴァンス風の仔羊など、みんな、うまかったが、とりわけ、デザートにえらんだペパーミントの氷菓(ソルベ)が何ともいえなかった。
 私だけの感覚かも知れないが、まさに、アルルという土地にぴたり(・・・)のデザートで、これはアルルへとまってみて、ペパーミントの氷菓を口にしなくてはわからない。
 かのゴッホは、アルルについて、
「陽光の輝く空は新鮮で、その青空が恐ろしいまでに美しく、目眩(めくる)めくようだ」
 と、語っているけれど、夏は過ぎ去っても、なお額にじっとりと汗がにじむほどの、プロヴァンスの初秋の夜にふさわしいペパーミントのさわやかな香気、味わいだった。


池波正太郎(「食卓のつぶやき 『アルルの雷雨』」より抜粋)

池波正太郎 作家、評論家 東京都出身 1923.1.25〜1990.5.3

西宮北山緑化植物園にて(8月31日、9月10日)

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シャーベット(ソルベ)